イクメンドクターの活動報告

本業税理士の私が、イクメンドクター名義で婚活応援・パパママ応援に挑戦しています。

「イクメン養成読書法」誕生秘話

リアルで人の悩みに答えたら、イベントに呼ばれました、という話です。

 

<男性の働き方を変えたい>

私の知り合いの男性(当時30歳)の話です。

男性は、大の仕事人間です。自分が倒れるまで仕事をしてしまいます。

「毎月、読書会を主催するのが、唯一の休憩時間です」

という話を、聞いたことがあります。

地元、鹿児島を盛り上げようとする、とても良い人です。

願わくは、倒れるまで働くような仕事のやり方を変えたいです。

でも「その仕事の方法変えなよ」という話を、素直に聞くような人ではありません。

 

そんな男性に、お見合い話が来ました。

既婚者の私に「結婚のメリットって何ですか?」と聞いてきました。

そこで、この質問にただ答えるだけではもったいない。

これを機会に男性の働き方に変化をもたらしたい、私は考えたのです。

何か良い方法は、ないのだろうか?

 

<働き方を変える読書法がある>

読書会って休んでないじゃん、というのが私の直感。

でも、結婚が気になる不安定な男性心理もよく分かりました。

 

そこで、自分が思い出したことがあったのです。

実は私、妻が妊娠した時に、育児本を沢山読んで勉強しました。

それも一気に30冊ぐらい。

でも、読みながら一つ気づいたのです。

いくらなんでも、これは一夜漬け過ぎる。勉強の仕方がおかしいぞ。

もっと長い時間をかけて勉強するべきだ、と。

それでは、どうすれば良いのでしょうか?

私が、考え出した結論がこちらでした。

 

「独身時代から育児本を読むべきである。」

 

育児本を読む時期は、時間のある独身時代から始めれば良い、と考えたのです。

言い換えると、独身男性に育児本を読んだら、結婚するのではないか?

その結果、男性の働き方が読書で変わるのではないか?

読書好きの男性ならば、この方法は向いています。

 

イクメン養成読書法の考案>

ただ育児本を紹介しただけでは、つまらないです。

そこで私は、ある作戦を立てます。

育児を楽しむ男性を育てる読書法があるよ。

それを「イクメン養成読書法」と名付けて男性に紹介したのです。

男性は、とっても喜びました。

働き方が変わることを期待した私は、男性に本を紹介する仲になったのです。

 

<結果>

育児本を紹介し続けた結果、男性は結婚しました。

仕事のやり方も、変化がありました。

少しだけ自分や周りに優しくなったのです。

結局、結婚のメリットを一口で説明することは出来ませんでした。

でも、メリットを説明せずとも、読書で男性は結婚に導くことに成功したのです。

 

<後日談 と イベントの紹介>

今回、その男性の主催する読書会に呼ばれることになりました。

リアルで人の悩みを聞いて答えたら、イベントに呼ばれた、という話でした。

それでは、そのイベントを紹介します。こちらです。

 

天文館で朝読書「TenDoku」 公式ホームページへようこそ!>

http://goo.gl/6CpWY9 

Yahoo!知恵袋の回答とメイキング

<はじめに>
この日記では、Yahoo!知恵袋内で作成した、私の回答とメイキングを公開します。
今回の相談文と回答は、こちらを御覧下さい。

Yahoo!知恵袋http://goo.gl/33bRg2

<メイキング>
まず、相談文を読んだ直感を書きます。
「長いよ。でも、なんか引っかかるんだよなぁ」
失礼いたしました。この段階がないと、本当に相談者の味方にはなれません。
メイキングを行い、今回の引っかかりが何かを解き明かしていきたい、と思います。

1. 思考ツール(仕分け)
仕分けとは、解決可能な項目と解決不能な項目に分けることです。
今回の、相談文がとっても長いですが、箇条書きにするとシンプルです。
①部員や顧問にやる気がないこと。
②部長を誰かに交代したいけど、代わりが居ないこと。
③部活を辞めたいが、辞められないこと。
④部活とクラブチームに挟まれ、何かを捨てなければいけないこと。
この中で①~➂は、相談者に解決不能な項目です。
でも④だけ解決可能な項目です。
何かを捨てる必要はない、両立しようよ、という回答方針になります。

2.思考ツール(アナロジー…例え話)
次に思考ツール「アナロジー」を使います。
指導者を目指すという、例え話を思いつきました。
指導者を目指すと、クラブチームの練習は、その勉強先になります。
相談者は、堂々とクラブチームの練習に参加できるようになるのです。
ということは、クラブチームは武者修行先に例えることが出来ます。
そこまで考えた時、直感の引っかかりが何かに気付いたのです。
もう一人の自分がここにいるじゃないか、と。

3.日本人全体の問題 から 私の問題に広げる。
私は、人生相談という分野で勉強してきました。
なやみのるつぼ塾の課題として、このYahoo!知恵袋にやって来ました。
相談者の修行先が、クラブチームであるのと同じように、
私の修行先は、ココだったのです。
相談者と自分は、分野が違えども同じ立場だったのです。
自分と相談者の成長プロセスは、同じと考えられるのです。
だからこの相談、心に引っかかっていたのです。
今回は、その自分の心の引っかかりを含めて回答いたしました。

上記メイキングを経て、実際に作成した私の回答は、以下の通りです。

<回答>
悩みが沢山あると、色々極端なことを考えてしまいがちですよね。
私にも同じ経験があります。本当に辛いですよね。
そういう時は抱えすぎず、悩みを全部書き出すことが大事です。
そしてその悩みを、「出来ること」と「出来ないこと」に分けて考えるのです。
私と一緒に、順序良く考えてみましょう。箇条書きが先、提案は後です。

あなたの悩みは、このように箇条書き出来ます。
①部員や顧問にやる気がないこと。
②部長を誰かに交代したいけど、代わりが居ないこと。
③部活を辞めたいが、辞められないこと。
④部活とクラブチームに挟まれ、何かを捨てなければいけないこと。

①~➂の悩みは、他人が絡んでいます。解決することは難しいです。
でも、④は違います。これは自分の思いです。変えることが出来るのです。
部活とクラブチーム、ちゃんと両立する方法があるのですよ。

ちなみに、一流選手になるためには、何が必要なのでしょうか?
それは、自分で自分の変化に気付く客観性があることです。
一流選手は、その小さな変化を見逃しません。
その結果、物事の上達が早くなり、スランプになりにくくなります。
ちなみにその客観性は、他人に教えることが出来ます。
つまり、選手として高みを目指すならば、指導者の素質が必要なのです。

そこで、提案があります。部員と顧問に、こう伝えましょう。
私は将来、指導者になろう、と考えています。
そこで、クラブチームの練習を優先させてください。
クラブで学んだことを持ち帰って部員を指導したい、と考えています。
少し部活を休むことになりますが、それでも部長を続けて良いですか?

部長を辞めても続けても、堂々とクラブの練習に参加出来ます。
あなたの悩みは、軽くなるのです。

早く成長するためには、狭い世界に留まってはいけません。
外に出て修業する必要があるのです。
実はあなたと私、ある意味立場は同じなのですよ。
私も人生相談という分野で修業中の身です。
修行先を求めて外に出て、この場所にやってきました。
こうやって、同じ立場の相談に答えているのも何かの御縁なのです。
同じ修行者同士、一緒に頑張っていきましょうね。
あなたが素晴らしい選手に、そして指導者になれるように応援しています。
(905文字)

<まとめ>
人生相談は、相手に答えることで、自分も幸せになれる素敵な仕事だ、と考えます。
今回は自分の立場に、ピッタリの相談に答えることが出来ました。
相談者に感謝します。
相談者と同様に、私も成長出来るように頑張っていきます。
以上です。ありがとうございました。

<なやみのるつぼ塾 三段>
Yahoo!知恵袋発言小町で悩みに答え、メイキングを公開する。
(P宣言して、クラウド→ネットで公開)

回答比較とメイキング【2015年05月16日掲載分】

<はじめに>
この日記では、「悩みのるつぼ」の岡田斗司夫さんと私(池松孝一郎)の回答を比較し、そのメイキングを行います。
今回の相談内容と掲載された回答は、こちらを御覧下さい。

【悩みのるつぼ】過去の私を消したい。
http://blog.freeex.jp/archives/51453297.html

<メイキング>
まず、相談文を読んだ直感を書きます。
「今、充分幸せじゃん、消したい過去ぐらい誰にでもあるよ」
失礼いたしました。この段階がないと、本当に相談者の味方にはなれません。
思考ツールを使い、今の幸せに気付けるようなメイキングを目指しましょう。

1.思考ツール(仕分け)
仕分けとは、解決可能な項目と解決不能な項目に分けることです。
相談文を読むと、
① 過去、周りの人から辛い目にあった
② 過去、母の世話をすることが出来なかった。
③ 現在、夫がいて幸せである。
この3つに分けられます。
このうち、①と②は、過去に起こった解決不能な項目です。
つまり、③の夫の幸せを見つめられれば良い、ことになります。
すぐ手を打つべき悩みは、ありません。

2.思考ツール(潜行)
潜行とは、なぜ?を繰り返しながら、深く考える思考法のことです。

なぜ過去の記憶を消しゴムで消したいのか?
↓なぜ?過去の環境が辛くて憎かったから。
↓なぜ?環境に上手く適応出来なかったから。
↓なぜ?過去の自分が未熟だったから。
↓なぜ過去が未熟だったら、今が幸せではいけないのか?
過去の自分が許せないから。
↑ということは、過去の自分を許せば良い。
つまり、過去の自分を許すための具体的提案をすれば良いことになります。

3.日本人全体の問題に広げる。
実はこの問題、日本人全体が背景に抱えている問題だと思うのです。
過去の自分を許せない人や今の自分を嫌いな人は、世の中には沢山います。
そんな自己肯定感の低い人達全体に向けて回答したい、と考えました。

4.思考ツール(アナロジー…たとえ話)
過去の自分を許すためには、どうしたら良いでしょうか?
何に例えれば良いのでしょうか?
ヒントは、相談文内の「消しゴム」にありました。
これを、同じ筆記用具の「赤ペン」に例えることにしました。
赤ペンを使って自分を許すと書き変えるのです。

そこで、過去の自分を許すために、
① 過去の起こった事実ではなく、考えた感想を書き変える。
② 母の思い出話を親族と共有する。
③ 夫に感謝の気持ちを伝える。

という具体的提案をすることにしました。

<池松の回答>
それでは、上記メイキングを経て、実際に池松が作成した回答です。
________________________________________________________________________
人間、誰にでも思い出したくない過去が、多かれ少なかれあるものです。
私にだって、過去色々ありました(笑)。
ただあなたには、何度も自殺を考えるほどの辛い過去がありました。
本当に、今まで良く生き抜いてきましたね。
現在は、素敵な夫がいる幸せが目の前にあります。
それなのに、あなたはその幸せには注目せず、過去を消したいと考えている。
それはなぜでしょうか?

過去の自分が許せないからではないですか?
過去の環境に上手く適応することが出来なかった。
そんな自分の無力さを、今も責め続けているのではないですか?
その過去を消さないと今の幸せを受け取る資格はない、そう考えているかのようです。

ただ、過去は2つに分けることが出来ます。
何があったかという「事実」と、何に傷ついて考えたかという「感想」です。
確かに「事実」は消すことが出来ません。
でも、過去の「感想」は、今の「感想」で上から書き込むことが出来るのです。

ということは、あなたが持つべき筆記用具は、消せない消しゴムではありません。
上から何でも書き込める赤ペンです。
過去の辛かった感想を、今の自分が上から書き込むのです。
私と一緒にやっていきましょう。

(1)今の夫と会うために、周りが協力してくれた、と書き変える。
父と姑、前夫は、単にあなたを消費した人達ではありません。
今の夫に出会うために協力してきてくれた人達である、と書き変えましょう。
あなたの出会いは、今の夫に会わせるためだったのです。
過去に無駄はありませんでした。

(2)親族達と母の思い出話をする。
妹さんはお元気ですか?また、母を知る他の親族・友人はいらっしゃいますか?
妹を含めた親族達と、母の思い出話をしましょう。
母を妹に任せた、という過去の「事実」は変えられません。
母との思い出話を、上から書き込んでしまいましょう。

(3)夫に感謝を伝える。
過去の自分が許せるようになってきたら、そのことを夫に話しましょう。
過去、色々な事実があったことは仕方ありません。
ただ現在、夫との幸せな生活があることも事実なのです。
感謝の気持ちを改めて伝えましょう。

夫への感謝が終わったら、ぜひ、私への報告をお待ちしています。
私も持っている赤ペンで、あなたに大きな花丸を差し上げましょう。
(924文字 =14文字×66行)
________________________________________________________________________

<池松と岡田さんの回答比較>
それでは、両者の回答を比較していきます。
(1)分析
池松 → 過去の自分が許せないからではないですか?
岡田 → 今の幸福の構成要素である「憧れの仕事」「優しい今の夫」が、実は苦しみの原因にもなっている。
あなたが、苦しいのは今の自分の幸せが許せないから。
・両者の分析は、一部一致しました。
仕事の件まで触れている岡田さんの方が、深い分析であると思います。

(2)考え方の提示
池松 → あなたが持つべき筆記用具は、消せない消しゴムではありません。
上から何でも書き込める赤ペンです。
岡田 → 幸福の構成要素は切り捨てられない。恨むこともできない。だから苦しい。
・池松は、筆記用具つながりで、過去の書き変えを提案します。
・岡田さんは、過去の事実を指摘します。

(3)具体的助言
池松 → 自分を許すために ①過去の事実を書き変える。②母の思い出話をする。③夫に感謝の報告をする。
岡田 → この回答文を読むだけで、吹っ切って楽になる。
・池松のアドバイスは、自分を許すために積極的行動をすることです。
実現可能性は、割と高いと考えられます。
・岡田さんのアドバイスは、吹っ切る、という消極的行動です。
既に幸せである相談者には、吹っ切って楽になるだけで充分である、という判断でしょう。

(4)ラスト
池松 → 私も持っている赤ペンで、あなたに大きな花丸を差し上げましょう。
岡田 → もう全部、終わったことだから。
・池松のラストは、「も」がポイントです。
「回答者も、過去色々あった」と「回答者も赤ペンを持っている」で、
回答者自身も過去の感想書き変えを、実践中であることを示しています。
その表現で、「自分を許せないという日本人全体が背景に抱えている問題への回答」の一つを示そうとしました。
・岡田さんのラストは、相談者の現在地の確認です。
きつい表現が途中に多かったので、これで充分だと思います。

(5)両者の回答比較
以上より、両者の回答を比較するとこうなります。
池松「自分が許せない」→「過去の書変」→「周囲に感謝」→「回答者も実践中」
岡田「自分が許せない」→「事実の指摘」→「楽になって」→「全部終わったよ」
・池松の回答は、行動が必要ですが、回答者も実践中である、というエールがあります。
それは、日本人全体へのエールも含んでいます。
・岡田さんの回答は、きつい表現ですが、読み終われば悩みが終り、早く楽になれます。
池松の回答は、日本人全体への回答を含んだため、相談者への分析が浅くなりました。
岡田さんの回答の方が、分析力があり、速効性のある回答である、と考えます。

<まとめ>
今後も、相談者に役立つそして愛のある回答を目指して頑張っていきたいです。
今回の回答を通じ、相談者の苦しみが軽減し、今の幸せに気付けることを、
心より願っております。

今回は、日本人全体へ向けて「自分を許す方法」を届けることが出来たかもしれない、
そう思える回答文を作成することが出来ました。
この文章を、最後まで読んでいただいた「あなた」にも届きましたか?

もし届いたら、ぜひ、私への報告をお待ちしております。
私も持っている赤ペンで、あなたにも大きな花丸を差し上げましょう。

どうも、ありがとうございました。

以上。(1級課題 3ヶ月目終了)

<FREEexスクール 悩みのるつぼ塾1級>
自分と岡田斗司夫の回答を比較して、
メイキングを新聞掲載後に自分の日記で書く。×3ヶ月
(P宣言して、クラウド→ネットで公開)

回答比較とメイキング【2015年04月18日掲載分】

<はじめに>
この日記では、「悩みのるつぼ」の岡田斗司夫さんと私(池松孝一郎)の回答を比較し、そのメイキングを行います。
今回の相談内容と掲載された回答は、こちらを御覧下さい。

【悩みのるつぼ】アーティストに嫉妬する夫
http://blog.freeex.jp/archives/51451355.html

<メイキング>
まず、相談文を読んだ直感を書きます。
「寛容な心を持つのは、あなたの方ですよ」
失礼いたしました。
この段階がないと、本当に相談者の味方にはなれません。
それでは、寛容な心を持てるようなメイキングを目指しましょう。

ここでは、思考ツール(潜行)を使います。
潜行とは、なぜ?を繰り返しながら、深く考える思考法のことです。
・なぜ、ミュージシャンではなく、アーティストと呼ぶのだろうか?
↓なぜ?相談者がアーティストをより深く理解していると自覚しているから。
↓なぜ?相談者が堂々とアーティストのファンを続けたいから。(①)
↓なぜ続けられないのか?夫がヤキモチ焼きだから。
↓なぜ?夫が相談者のファンだから。(②)
↑ということは、
① 相談者は、アーティストのファンを続ける。
② 夫は、相談者である妻のファンを続ける。
この2つを同時に満たす助言が出来れば良いわけです。

さて次に、思考ツール「アナロジー(例え話)」を使います。
(1)相談者がアーティスト、夫がファンになる方法
(2)相談者が歌うホステス、夫がお客様になる方法
この2つの例え話を考えました。
相談者は、どちらの方法でも、堂々とファンを続けられます。
(1)を選ぶと、アーティストを目指すためという名目で。
(2)を選ぶと、お客様である夫を喜ばせるという名目で。
文字数制限に収めるため、(2)を先に提案して、後から復習するという表現方法を使いました。

<池松の回答>
それでは、上記メイキングを経て、実際に池松が作成した回答です。
________________________________________________________________________

私の知り合いに、家庭内キャバクラをするのが趣味という夫婦が居ます。
もちろん、真似事です。夫がお客役、妻がホステス役です。
夫の給料日に、家庭内キャバクラが開かれます。
妻は、その日のために目一杯着飾ります。
夫は、そんな妻を目一杯褒めます。
夫は、飲み代という名目で生活費を妻に渡し、反対に妻は、お釣りという名目でお小遣いを夫に渡すのが儀式なのだとか。
真似事でありながら夫婦で役目が違う、そんな趣味もあるのです。

あなたの夫は、ヤキモチ焼きです。モテるのも大変ですねぇ。
どうやら、夫婦で同じアーティストのファンになるのは難しそうです。
なぜなら夫は、あなたのファンだからです。
そこで、夫を変えることなく、あなたが堂々とファンを続けられる方法を考えてみましょう。

まずは、夫に「これからアーティストを目指します」と宣言して下さい。
そして、家庭内ライブを開く準備を始めるのです。
あなたはアーティストの卵として、これまで以上に勉強する必要があります。
好きなアーティストのCD・DVDを聴いたり見たりするのは、あなたの勉強です。
楽曲の魅力をより深く知る必要があるからです。
今後は、堂々とライブに行きましょう。
将来、あなた自身がライブを開くためには必要なことです。
もちろん、ファンを減らさないために、自分の外見にも気を付けなければなりません。

そして、夫の給料日に家庭内ライブを開きましょう。
場所は、カラオケボックスからで構いません。
でも、家庭内とはいえプロのライブです。
チケット代をファンである夫からもらいましょう。
今まで勉強してきた腕前を存分に披露するのです。

夫がこの話に乗ってくれたら、大成功です。
あなたは、堂々とファンを続けられます。

もしかしたら、夫に断られてしまうかもしれませんね。
実は、もう一つ方法があります。
それは、冒頭に触れた家庭内キャバクラをあなたも始めることです。
もともとヤキモチ焼きの夫のことです。
きっと喜んで協力してくれるでしょう。
両方足して、歌うホステス役を目指してみてはいかがでしょうか?

家庭内ライブが成功したら、音源をぜひ送って下さいね。
私が、二人目のファンになるかも。
これからも夫婦で素敵な趣味を続けて下さい。
(905文字)
________________________________________________________________________

<池松と岡田さんの回答比較>
それでは、両者の回答を比較していきます。
(1)分析
池松 → 夫婦で同じアーティストのファンになるのは難しそう。
岡田 → 夫が嫌がってるのは「妻がセクハラに無自覚である」ということ。
つまり自分の可愛かった妻がオッサン化してるからなんです。
・分析に大分差が出ました。岡田さんの方がより本質に迫っています。

(2)考え方の提示
池松 → 夫は、あなたのファンだからです。
岡田 → 夫はまだあなたに夢を見ているんですよ。
・両者の考えは、ほぼ一致しました。
岡田さんの表現の方が、より解りやすいと思います。

(3)具体的助言
池松 → 家庭内ライブを開くために
①アーティストを目指す。②歌うホステス役を目指す。
岡田 → 必要なのは「夫の見えないところでこっそりオッサン化」するデリカシーです。
・池松の助言は、外側だけど発散出来ます。
積極的行動を行うことで、問題解決を目指します。
・岡田さんの助言は、内側だけど確実です。
自覚を促すことで、問題解決を目指します。
両者とも実現可能性は高く、好みが別れる助言となりました。

<まとめ>
今回、相談者が楽しめそうな具体的助言をすることが出来たのは良かったです。
将来、悩みのるつぼ宛てに、ライブ音源が届いたら面白いな、と思いました。
今後も、相談者に役立つそして愛のある回答を目指して頑張っていきたいです。
今回の回答を通じ、相談者の苦しみが軽減し、夫婦関係が上手くいくことを
心より願っております。
ありがとうございました。

以上。(1級課題 2ヶ月目終了)

<FREEexスクール 悩みのるつぼ塾1級>
自分と岡田斗司夫の回答を比較して、
メイキングを新聞掲載後に自分の日記で書く。×3ヶ月
(P宣言して、クラウド→ネットで公開)

回答比較とメイキング【2015年03月21日掲載分】

<はじめに>
この日記では、「悩みのるつぼ」の岡田斗司夫さんと私(池松孝一郎)の回答を比較し、そのメイキングを行います。
今回の相談内容と掲載された回答は、こちらを御覧下さい。

【悩みのるつぼ】恵まれすぎていて決められない
http://blog.freeex.jp/archives/51448614.html

<池松のメイキング>
まずは、相談文を分析していきます。
就職活動を前に、決断をすることが出来ない学生の話に見えます。
その行動を「いつまでも決断出来ず、悩み続けたい人である」、と分析しました。

そうなると、解決するための手段は何と考えられるでしょうか?
ここで、思考ツール「アナロジー(例え話)」を使ってみます。
この相談者をダイエットに悩み続ける人に例えてみました。
太り続ける努力をし続ける人に何をアドバイスすれば良いか?
具体的助言として「レコーディングダイエット」をすれば良い、と考えました。
レコーディングダイエットの考えは、現実の把握から始まります。
それも「自分自身が目をつぶろうとしている現実」の把握です。
まずは、今までの行動を日記に記録し続け、悩み続けたい現実を把握しよう。
そして、行動を決断する方向に変えていけば良い、という助言になります。

今回、「一喝いただけないでしょうか」という相談文になっています。
一喝する、つまり相談者は、短期的な解決法を望んでいることになります。
でも、相談者は学生です。時間はたくさんあります。
ダイエットに取り組む時間も長い方が良いですよね。
そこで、この相談者にも長い時間をかけた性格の変更を提案することにしました。
つまり、この一喝する短期的リクエストにあえて応えない回答にしました。
同じ読みで一括(一つにまとめる)という単語があります。
あなたに一喝しないよ、あなたの気持ちを一括するよ、
という言葉遊びを回答の中に入れました。

<池松の回答>
それでは、上記メイキングを経て、実際に池松が作成した回答です。
____________________________________________________________________________

あなたに必要なのは、一喝ではありません。一括です。
一括、つまり、自分の感情を一つにまとめて把握する必要があります。

あなたは、裕福な両親に感謝することができます。
部活や学業も卒なくこなせる能力もあります。
自分の恵まれた状況を社会に還元したい、とも考えています。
他の人よりも多くの選択肢をもっているはずです。
でもこうやって、なやみのるつぼに相談することになりました。
それはなぜでしょうか?

それは、いつまでも迷い続けるための努力をしていたい、と考えているからです。
社会貢献をしたいのは、還元したいからではありません。
選択肢を増やすことで、悩む時間を闇雲に増やすための努力をしているからなのです。
そして、いつまでも決断を先送りにしたいのです。

決断とは、文字通り決めて、他の選択肢を絶つことを言います。
一度決めたら、容易に変更することが出来ない選択のことです。
あなたは、現在、就職活動を始めています。
そこで、一度入社すると、転職することは容易ではない現実に気付いたのですね。
いつまでも迷い続ける努力をしたいあなたは、就職先を決断することが出来ません。
そうやって、いつまでも迷い続ける行動をしてしまうのです。

さて、自分の気持ちを一括することが出来たら、後は努力の方向性を変えれば良いのです。
そのためには、自分がいかに「先延ばし続ける行動」を毎日しているか、それを知る必要があります。
今まで何気なくしてきた先延ばしする行動を、決断に変えていけば良いのです。
努力の方向性を変えるには、自分の行動を日記に記録する方法がお勧めです。
今日のあなたの行動の中で、決断した、と思える行動を日記に書き留めておきましょう。

一つ具体例を挙げましょう。
あなたは、今回「なやみのるつぼ」に相談しました。
これを、先送りをするためだった、と記録すると今までと同じです。
決断をする努力をするためだった、と考えなおし、今日の日記に記録しましょう。
日記のページが増える度に、ぬるま湯に浸かった人生から徐々に抜け出すことが出来るようになるでしょう。

今後、あなたが自分の気持ちに決断するための努力を続けることを願っています。
私から、本物の一喝を受けないようにして下さいね。
911文字)
____________________________________________________________________________

<池松と岡田さんの回答比較>
それでは、両者の回答を比較していきます。

(1)一喝いただけないでしょうか?に対する回答 
池松 → あなたに必要なのは、一喝ではありません。一括です。
岡田 → 一喝を、というリクエストに応じて考えてみました。

今回の両者の回答のアプローチは、時間の考え方が全く異なります。
・池松は、相談者に「長期的」に変化してみては?と提案します。
だから、一喝して、という相談者の短期的リクエストには乗りません。
言葉遊びの一つとして一括という単語を使うだけです。
・岡田さんは、相談者に「短期的」に変化してみては?と提案します。
だから、一喝して、という相談者のリクエストにまともに乗ります。
短期的になるので、どうしても助言内容が厳しくなります。
厳しい内容に見せないための工夫が散りばめられています。
(例)うーん、困ったなぁ。 言い過ぎてたらごめんなさい。

(2) 分析 
池松 → (あなたは)いつまでも迷い続けるための努力をしていたい。
岡田 → あなたの「恵まれかた」は全然、足りません。
      本当に恵まれた人には、人生の選択肢なんか無いんです。

・池松は、長期的に相談者はいつまでも迷い続けたいのでは、と指摘します。
ダイエットに悩む人と同じ考え方だ、と分析します。
・岡田さんは、本当に恵まれた人と比較します。
そんなに恵まれていない状況である、と分析します。

(3) 考え方の提示 と 具体的助言
池松 → 自分がいかに「先延ばし続ける行動」を毎日しているか、
それを知る必要があります。→ 自分の行動を日記に記録する
岡田 → あなたのいる場所は恵まれてもいないし、ぬるま湯でもありません。
冷え切った水です。→ 同じスタートラインで堂々と勝負してください。

・池松の具体的助言のベースは、レコーディングダイエットです。
長期的に行動が変われば良いので、日記に記録する、という助言になります。
・それに対し岡田さんは、今の場所を冷え切った水である、と指摘します。
就職活動中の相談者には、時間的余裕が無い、と推測しての表現と予想します。
一喝してください、という相談者のリクエスト通りの助言に徹しました。

岡田さんの方が、相談者の事情の寄り添った愛のある回答である、
と思います。

<まとめ>
今回、相談者が持つ時間の考え方が違った結果、回答内容が大きく変わった、
という感想を持ちました。アプローチの違いが出て面白かったです。
今後も、相談者に役立つそして愛のある回答を目指して頑張っていきたいです。
今回の回答を通じ、相談者の苦しみが軽減し、就職活動が上手くいくことを
心より願っております。
ありがとうございました。

以上。(1級課題 1ヶ月目終了)

<FREEexスクール 悩みのるつぼ塾1級>
自分と岡田斗司夫の回答を比較して、
メイキングを新聞掲載後に自分の日記で書く。×3ヶ月
(P宣言して、クラウド→ネットで公開)

回答比較とメイキング【2014年12月20日掲載分】

<はじめに>
この日記では、「悩みのるつぼ」の岡田斗司夫さんと私(池松孝一郎)の回答を比較し、そのメイキングを行います。
今回の相談内容と掲載された回答は、こちらを御覧下さい。

【悩みのるつぼ】いつも悩みの聞き役 回答編
http://blog.freeex.jp/archives/51441513.html

この日記では、以下のように主語を表します。
 投稿者  = 悩みのるつぼに投稿した人
 相談者  = 上記、投稿者に相談する人 
 岡田教授 = 回答者(岡田斗司夫
 池松   = この日記の作成者(池松孝一郎)

<池松のメイキング>
まずは、相談文を分析していきます。
思考ツール「共感」を使ってみます。
「共感」とは、投稿者と同じ温度の風呂に入るようなつもりで読み込み、投稿者の本心を一緒に体感することです。
今回、一つの疑問が浮かびました。
この投稿者の悩みに、一番共感できる人は誰だろう?
それは他でもない、回答者の岡田教授自身であることに気付きました。
岡田教授は、悩みの聞き役になる機会が多い方です。
この「悩みのるつぼ」だけでなく、講演やメルマガ等、悩みを聞く機会が数多くあります。
岡田教授の普段の仕事で感じることそのものが、一番投稿者に共感する、と考えました。

その悩みを解決するための手段は何か?
ここで、思考ツール「アナロジー(たとえ話)」を使ってみます。
「聞き役」を「配役」の一つと例えてみては?と考えました。
つまり、人生を演劇に例えるのです。
演劇に例えてしまうと、投稿者から相談者が離れていく意味も説明出来ます。
幕が下り、配役が終わっただけです。
となると解決策は、投稿者の配役を変更すれば良いことになります。
つまり、「聞き役」から「話し役」に変われば良い、という助言になります。

以上のような分析をしてみました。
回答作成中に、上記分析を知人に話してみました。
すると「やるせない思いが残るだけである」の部分に回答していないのはおかしい、
という話題になりました。
この部分が一番「共感」すべき所である、という訳です。
そこで、「やるせない思いが残るのは岡田教授も同じである」という文を加えました。

<池松の回答>
それでは、上記メイキングを経て、実際に池松が作成した回答です。
ちなみに、回答文中の「私」は、「岡田教授」のことです。

____________________________________________________________________________

人生は、演劇に例えることが出来ます。
人は皆、生きていく上で、様々な配役を演じています。
今まであなたは、仕事中も気分転換中もずっと「聞き役」を、演じてきました。
あくまでも演劇なので幕が下りれば、その配役はお終いです。
あなたが相談に乗る相手は、「話し役」を演じているだけです。
あなたから離れていくのは、嫌な思い出と共に切り離したいからではありません。
舞台が終わったから、ただそれだけの理由です。

同じ配役を四六時中演じ続けるのは大変でしたね。
本当にお疲れ様でした。
もし、この配役を変えたいのであれば、悩みの「話し役」を演じるのが一番早いです。
だから、こうして悩みのるつぼに相談されたのですよね。

解決方法は、大きく分けて二つあります。
一つは、他人に悩みを相談される前に、自分から相談する、という方法です。
「話し役」を演じれば良いのです。
でも、悩みの相談をするには、相手を選ばなければなりませんよね。
今までとは違う配役なので、少し疲れてしまうかもしれません。

もう一つは、相手の悩みを聞きながら、同時に自分の悩みも話す、という方法です。
「聞き役」をしながら少しだけ「話し役」も演じるのです。
迷惑をかけるのではないか、と心配しなくても大丈夫。
舞台が終われば、お互いに離れていくだけです。

私は思うのです。
自然な立ち振る舞いが、「聞き役」という配役になってしまうのであれば、
それは天職に他なりません。無駄に自分の配役を否定するものではありません。
私も他人の悩みの「聞き役」を演じ続けています。
今では、悩みのるつぼを回答する配役を、私は天職だと思っています。
あなたもそうでしょう?
私もね、こう見えてたまには他人に相談したくなる時だってあるのですよ。
やるせない思いが残るところまで、あなたと同じです。
そんなあなたの「聞き役」を演じることで、私の苦痛は少し軽くなりました。
あ、さっそく私の悩みを聞いてくれてありがとうございます(笑)
私たちは、同じ配役の天職を見つけたもの同士、友達です。
その天職を一緒に全うしてみませんか? (849文字)
____________________________________________________________________________

<池松と岡田教授の回答比較>
それでは、両者の回答を比較していきます。

(1)分析(共感をどう回答するか)
池松 →(後半に)あなたと同じです。
岡田 →(中盤に)私たちの仕事は「相手の話を聞くこと」です。

・投稿者と岡田教授は、同じ悩みがある、という分析内容は一致しています。
それを池松は、直接的に「あなたと同じです」と回答しました。
ただ、後半に配置したため、共感のタイミングが遅いかもしれません。
・それに対して岡田教授は、間接的に「私たちの仕事は…」と回答しました。
この回答により二つの意味を伝えることが出来ます。
① 「私たち」とあるので、「投稿者と岡田教授」は、同じ立ち位置に居ること。
② 「仕事は」とあるので、聞き役は、趣味ではなく仕事と考えるべきであること。
投稿者への共感を、短い言葉で効果的に伝えています。

(2)考え方の提示(投稿者が回答すると、相談者が離れていく場面の考え方)
池松 → 演劇が終わったから、ただそれだけの理由です。
→ 原因は、演劇が終わったから。
岡田 → でもだいたいの場合、正しい解決法は実現が難しい。相談した人は「解決できない自分」に劣等感や罪悪感を感じてしまう。
→ 原因は、投稿者が優秀すぎるから。

・投稿者の味方になる過程で、考え方の提示に差が出ました。
もちろん「投稿者が優秀すぎる」という岡田教授の表現の方が投稿者に優しいですね。

(3)具体的助言
池松 → 「話し役」に配役を変更する。
岡田 → 解決方法は、「相手が勝手に思いつく」のが最善である。
ポイントは、「問題を解決する」じゃない。「相手の苦しみを軽減する」です。
(具体例が一番前にある。)

・池松が提案した具体的助言は、実際に実現可能かどうか、少し微妙なところです。
いきなり役目を変更するのは大変です。
一応、①最初から話し役になる。 ②聞き役をした後、話し役に変更する。
という2種類を回答しました。
・今回の岡田教授の回答の注目すべき点は、「解決法の具体例の例示を一番前に持ってきたところ」だ、と考えます。
具体例の例示を先に読むことで、具体的助言の効果を実感しやすくなります。

(4)ラスト
池松 → やるせない思いに共感する。
(友達がいないという投稿者に)岡田と友達である。
岡田 → 悩み相談のコツを教える。笑顔こそ、私たちへの正しい報酬である。

・池松が選んだラストは、投稿者への「共感」です。
良く言えば、無難。悪く言えば、平凡です。
知人の意見を取り入れ、投稿者の味方であることを最後に回答しました。
・岡田教授が選んだラストは、「正しい報酬」の確認です。
一緒に笑えば悩みは軽くなります、と前向きなアドバイスを回答しました。
この両者の差は何か?それが「愛」である、と考えています。
愛のある表現をした結果、岡田教授は、少し投稿者に踏み入れた回答になりました。

<おわりに>
教授と回答を比較すると、具体的助言の違いに止まらず、表現方法や配置の差が分析出来て、とても興味深い結果となりました。
今後とも、投稿者に役立つそして愛のある回答を目指して頑張っていきたい、と思います。
今回の回答で、投稿者の苦しみが軽減することを心より願っております。
ありがとうございました。

以上。(2級課題終了)

<岡田スクール 悩みのるつぼ塾2級>
自分と岡田斗司夫の回答を比較して、
メイキングを新聞掲載後に自分の日記で書く。
(P宣言して、クラウド→ネットで公開)