イクメンドクターの活動報告

本業税理士の私が、イクメンドクター名義で婚活応援・パパママ応援に挑戦しています。

回答比較とメイキング【2015年04月18日掲載分】

<はじめに>
この日記では、「悩みのるつぼ」の岡田斗司夫さんと私(池松孝一郎)の回答を比較し、そのメイキングを行います。
今回の相談内容と掲載された回答は、こちらを御覧下さい。

【悩みのるつぼ】アーティストに嫉妬する夫
http://blog.freeex.jp/archives/51451355.html

<メイキング>
まず、相談文を読んだ直感を書きます。
「寛容な心を持つのは、あなたの方ですよ」
失礼いたしました。
この段階がないと、本当に相談者の味方にはなれません。
それでは、寛容な心を持てるようなメイキングを目指しましょう。

ここでは、思考ツール(潜行)を使います。
潜行とは、なぜ?を繰り返しながら、深く考える思考法のことです。
・なぜ、ミュージシャンではなく、アーティストと呼ぶのだろうか?
↓なぜ?相談者がアーティストをより深く理解していると自覚しているから。
↓なぜ?相談者が堂々とアーティストのファンを続けたいから。(①)
↓なぜ続けられないのか?夫がヤキモチ焼きだから。
↓なぜ?夫が相談者のファンだから。(②)
↑ということは、
① 相談者は、アーティストのファンを続ける。
② 夫は、相談者である妻のファンを続ける。
この2つを同時に満たす助言が出来れば良いわけです。

さて次に、思考ツール「アナロジー(例え話)」を使います。
(1)相談者がアーティスト、夫がファンになる方法
(2)相談者が歌うホステス、夫がお客様になる方法
この2つの例え話を考えました。
相談者は、どちらの方法でも、堂々とファンを続けられます。
(1)を選ぶと、アーティストを目指すためという名目で。
(2)を選ぶと、お客様である夫を喜ばせるという名目で。
文字数制限に収めるため、(2)を先に提案して、後から復習するという表現方法を使いました。

<池松の回答>
それでは、上記メイキングを経て、実際に池松が作成した回答です。
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私の知り合いに、家庭内キャバクラをするのが趣味という夫婦が居ます。
もちろん、真似事です。夫がお客役、妻がホステス役です。
夫の給料日に、家庭内キャバクラが開かれます。
妻は、その日のために目一杯着飾ります。
夫は、そんな妻を目一杯褒めます。
夫は、飲み代という名目で生活費を妻に渡し、反対に妻は、お釣りという名目でお小遣いを夫に渡すのが儀式なのだとか。
真似事でありながら夫婦で役目が違う、そんな趣味もあるのです。

あなたの夫は、ヤキモチ焼きです。モテるのも大変ですねぇ。
どうやら、夫婦で同じアーティストのファンになるのは難しそうです。
なぜなら夫は、あなたのファンだからです。
そこで、夫を変えることなく、あなたが堂々とファンを続けられる方法を考えてみましょう。

まずは、夫に「これからアーティストを目指します」と宣言して下さい。
そして、家庭内ライブを開く準備を始めるのです。
あなたはアーティストの卵として、これまで以上に勉強する必要があります。
好きなアーティストのCD・DVDを聴いたり見たりするのは、あなたの勉強です。
楽曲の魅力をより深く知る必要があるからです。
今後は、堂々とライブに行きましょう。
将来、あなた自身がライブを開くためには必要なことです。
もちろん、ファンを減らさないために、自分の外見にも気を付けなければなりません。

そして、夫の給料日に家庭内ライブを開きましょう。
場所は、カラオケボックスからで構いません。
でも、家庭内とはいえプロのライブです。
チケット代をファンである夫からもらいましょう。
今まで勉強してきた腕前を存分に披露するのです。

夫がこの話に乗ってくれたら、大成功です。
あなたは、堂々とファンを続けられます。

もしかしたら、夫に断られてしまうかもしれませんね。
実は、もう一つ方法があります。
それは、冒頭に触れた家庭内キャバクラをあなたも始めることです。
もともとヤキモチ焼きの夫のことです。
きっと喜んで協力してくれるでしょう。
両方足して、歌うホステス役を目指してみてはいかがでしょうか?

家庭内ライブが成功したら、音源をぜひ送って下さいね。
私が、二人目のファンになるかも。
これからも夫婦で素敵な趣味を続けて下さい。
(905文字)
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<池松と岡田さんの回答比較>
それでは、両者の回答を比較していきます。
(1)分析
池松 → 夫婦で同じアーティストのファンになるのは難しそう。
岡田 → 夫が嫌がってるのは「妻がセクハラに無自覚である」ということ。
つまり自分の可愛かった妻がオッサン化してるからなんです。
・分析に大分差が出ました。岡田さんの方がより本質に迫っています。

(2)考え方の提示
池松 → 夫は、あなたのファンだからです。
岡田 → 夫はまだあなたに夢を見ているんですよ。
・両者の考えは、ほぼ一致しました。
岡田さんの表現の方が、より解りやすいと思います。

(3)具体的助言
池松 → 家庭内ライブを開くために
①アーティストを目指す。②歌うホステス役を目指す。
岡田 → 必要なのは「夫の見えないところでこっそりオッサン化」するデリカシーです。
・池松の助言は、外側だけど発散出来ます。
積極的行動を行うことで、問題解決を目指します。
・岡田さんの助言は、内側だけど確実です。
自覚を促すことで、問題解決を目指します。
両者とも実現可能性は高く、好みが別れる助言となりました。

<まとめ>
今回、相談者が楽しめそうな具体的助言をすることが出来たのは良かったです。
将来、悩みのるつぼ宛てに、ライブ音源が届いたら面白いな、と思いました。
今後も、相談者に役立つそして愛のある回答を目指して頑張っていきたいです。
今回の回答を通じ、相談者の苦しみが軽減し、夫婦関係が上手くいくことを
心より願っております。
ありがとうございました。

以上。(1級課題 2ヶ月目終了)

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